- 「ホンダスノーティー」とは
- スノーモービル生活が難しくなり対策を検討
- 偶然手に入った雪上車がホンダスノーティーだった
- 運転席は普通の車。操作性と走破性は戦車?
- 人や荷物の運搬が格段に楽になった
- 雪上車のおかげで想定より長くニセコの家に住めた
- 唯一の難点はスピード
- 希少なスノーティーが我が家に2台あったことも
1.「ホンダスノーティー」とは
私の両親はホンダ スノーティーという小型の雪上車を持っていました。ホンダのアクティーにクローラーが付いたものです。
「知っている」という人でもイメージするのは6輪タイプ、後輪4つにクローラーを履かせたようなタイプ、ホンダアクティークローラーだと思います。
ホンダスノーティーは本物の雪上車です。写真のとおりクローラーユニットに軽のバン(車体はやはりアクティー)が載っているような形状です。

動いている姿がこちらのYoutube動画にほんの少し(数秒)だけあります。
2.スノーモービル生活が難しくなり対策を検討
なぜこんな物があったのかというと、父が80歳を超えスノーモービルに乗るのが大変になったからです。
高齢になるとスノーモービルに乗ること自体がかなりな負担ですし、雪の吹き溜まりでスノーモービルがスタックでもしたら自分で抜け出せないのは確実になってきました。
スノーモービルに乗れないようでは冬にこの家に住むのは無理です(車があるところまで600mほど除雪されないので)。
でも両親ともに特に対策は考えず「なんとかなる」の一点張りでした。実態はお隣さんが荷物を運んでくれるなど、なんとかしてくれていたという感じです。
父が体調を崩し病院で検査することになったのをきっかけに、屋根のある雪上車のようなものをこちらで探しました。
3.偶然手に入った雪上車がホンダスノーティーだった
小型かつ幌も付けれるという比較的安いレジャー用のクローラー(いわゆる無限軌道)が見つかり、在庫が日本にあるというので購入の方向で調整を始めました。
北海道内の輸送やトレーラーからの荷下ろしを手配してもらうべく地元の業者さんに相談したところ、そんなホビー用みたいな雪上車を買うくらいならもっと良い物があるということで紹介されたのがホンダスノーティーでした。
ニセコ近辺でやはり除雪されない所で暮らしていた方が所有していた車両を引き取ったため、ちょうどその業者さんの手元にあるとのことでした。
購入するつもりだったレジャー用のクローラーは幌を付けられるというだけなので、車体が軽バンそのもののスノーティーの方がはるかに安心です。
何十年も前の古いものということで安く譲ってもらえた上に、普段から車のメンテなどしてもらっているご近所(といっても十数キロ離れてますが)の業者さんなので、納車もかなり早かったです。
4.運転席は普通の車。操作性と走破性は戦車?
車内はハンドルから何から普通の車そのものです。普通のハンドルで操作します。ちなみにオートマ。
動きは戦車のよう、と言えば良いのでしょうか。ほぼその場で回転することも可能で面白いのですが、慣れないとカーブなどは難しいかもしれません。
当初購入を検討していたレジャー用に比べれば車体が重く、しかもクローラーは幅も長さもかなりあるので、深い雪でも上り坂でも問題なく進みます。
普通の自動車に履かせるためのクローラーも存在しますが、それらは1つのホイールに対して1つのクローラーを付けるという形です。深雪を走破できるという感じではありません。
その点クローラーの長さが車両とほぼ同じであるホンダスノーティーは、まさに雪上車という感じでした。
5.人や荷物の運搬が格段に楽になった
一番良かったのは人や大きな荷物を運ぶのが格段に楽になったことです。

スノーモービルも詰めれば後ろに二人乗せることも可能ですが、それでも両親と我々夫婦が一緒に移動するとなったら2往復する必要があります。
スーツケースを運ぶ際も落ちないようロープで縛り付けるなど、面倒でした。そりを連結すれば大量の荷物も運べますが、そりを付けるのは少々面倒です。そりを付けるとバックできないこともあり、父はそりを使いませんでした。
また吹雪くとスノーモービルはやはり結構つらいです。寒いというか冷たいので。そして荷物も雪まみれになります。
その点スノーティーは車体が軽自動車なのでかなりの荷物が載るし快適さが全く違います。吹雪の中でも安心して移動できました。
6.雪上車のおかげで想定より長くニセコの家に住めた
レジャー用のクローラーでは吹き溜まりができやすい道や畑を通ってお隣まで行くのは難しかったかもしれず、ホンダスノーティーを入手できてかなり助かりました。
おかげで両親は想定より何年も長くニセコの家に住めることになりました。
厳しい冬の暮らしが長引いたということなので良かったのか悪かったのかは微妙ではあります。
でもスノーモービルに比べれば体への負担はかなり軽減できたはずですし、父も気に入っていたようなので良かったと思います。
7.唯一の難点はスピード
唯一の難点はスピードでした。フルスピードでも時速20kmくらいでは?という感じでした。
あまりに遅いので母などは雪上車を良く思っていませんでした。自分ではスノーモービルの運転や荷物運搬をしないためその大変さは完全に他人事です。遅い乗り物をわざわざ購入したという程度の受け止めでした。
スノーモービルではむしろスピードを出さない父もさすがに遅すぎて困ったらしく、天気や雪面の状態が良いときにはスノーモービルを使っていたそうです。
というのが本人の言い分でしたが、父の運転するホンダスノーティーに乗ったところ本当にゆっくりでした。
どうもカーブなどで曲がりながら走れないものと思っていたようで、止まっては方向転換、ちょっと進んで止まってはまた方向転換という感じで進んでいました。
直線もびっくりするほどゆっくりでした。遅さに母がイライラするのも無理はないという感じです。
実は慣れれば実用的なスピードは出ます。実際自分が運転すると父よりはスピードが出るので父も驚いていました。
でもむしろゆっくりな方が安全なので、それはそれで良かったと思っています。
8.希少なスノーティーが我が家に2台あったことも
ある事情により一時は我が家にスノーティーが2台ありました。
全部で10台しか作られなかったという話をどこかで見たことがあるので、本当ならそのうちの2割を両親が所有していたことになります。
おそらく実際に動作する日本で最後の2台であったスノーティーを、両親の引越し前に手放すことになりました。その経緯はまたそのうち書くかもしれません。

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