家を壊しそうな山葡萄(やまぶどう)の始末 (1)

  1. 家を壊しかねない山葡萄(やまぶどう)
  2. 一度はかなり切ったらしい
  3. 大切にしていたので余計に茂った
  4. 伐採しないと危ないと判断
  5. 伐採前に剪定して少しでも軽くする
  6. 安価な高枝切チェーンソー&ハサミを購入

1.家を壊しかねない山葡萄(やまぶどう)

実家を維持する上で当初(2024年)焦ったのが山葡萄の始末です。

もともとは母の希望で家の窓から見える位置に生やしていたもので、写真のように母屋から別棟の方まで伸びていました。

母屋のすぐ脇から生え、風除室の外壁を伝って電線(使っておらず通電はしていない)に絡まりながら伸びています。

丸のあたりから生え矢印の方向に伸びている

途中から分岐させ、父が立てた支柱とロープづたいに成長できるようにしていました。電線の近くにある木にも絡んでいます。

写真に収まっていませんが先端はもっと先(写真左側)にある背の高い切り株に絡まり、その先は地面に落ちているものの、両親が引越した後の春にはさらにその先の別棟に向かって伸び始めていました。

2.一度はかなり切ったらしい

純粋に電線が支えている箇所があるの知っていたのでもともと多少は心配していました。

しかし両親の引越し後改めてよく見てみるに従い「いつ電線が取り付けられている壁が壊れてもおかしくないのでは?」と思うようになりました。

当の両親としてもあまり茂りすぎるのは危ないということで一度は思い切って短くしたことがあるそうです。

ですがその後なぜか以前よりもさらに伸びてしまっていました。

3.大切にしていたので余計に茂った

母はこの山葡萄を気に入り大切にしていました。

道の側溝から流れた土や落ち葉が溜まる升があり毎年それをすくって掃除するのですが、その大量の濡れた落ち葉を山葡萄の根本あたりにわざわざ持って行って養分にしていたのだそうです。

おかげで山葡萄のあるあたりはとてもふかふかの良い土になっていました。

その努力の甲斐もあってかなりの勢いで成長するため、以前は毎年かなり枝葉の剪定も行っていたとのことです。

もともと伸ばしすぎであったのに加え両親ともに年を取り山葡萄の生長に手入れが追いつかなくなり、現在のように茂りすぎの山葡萄が出来上がったというわけです。

4.伐採しないと危ないと判断

あるとき敷地内で電線にかかりそうな木が気になり「ほくでん(北電)」に相談したところ地元の電気屋さんに見てもらえることになりました。

その際に山葡萄が絡まった電線も見てもらったところ、「電線を壁に取り付けている金具(というか針金?)は壊れてもおかしくない」とのことでした。

また冬の間は不在にすると伝えたところ、山葡萄のツルに雪が積もりその重みが電線や電線の付け根にかかるので危険と教えてくれました。

森林組合の人からも「ツルに雪が積もり枝が折れたり木が倒れる原因になるので山葡萄はやっかい」と聞いたことがあります。

これまで何年も冬を越せていたので大丈夫かと思っていましたが、普通に考えればかなり危ないことをやっているということがわかりました。

金具が壊れるとしたら衝撃もすごそうです。

そう言われてしげしげと眺めて気づいたのですが、山葡萄は電線だけでなく風除室の屋根などにもツルを絡ませていました。

電線が切れるだけでは済まず風除室の屋根や壁ごと壊れそうな気がしてきました。

これまでは冬の間も人が居たのでツルに積もった雪も落とせましたが、今後はそれもできません。
やはり伐採した方が良いと考えるに至りました。

伐採の様子は動画でも撮影しているのでYoutubeの方に記録を残すつもりです。

5.伐採前に剪定して少しでも軽くする

伐採はかなりの大仕事になるためなかなか手を付けられず、2024年の8月上旬にまず強剪定を行いました。

あまりにも茂って重そうになったため、雪が降るまでもなくどこか壊れそうだからです。伐採まではできなくても枝葉を減らさないとまずいと考えました。

下の写真はその作業前後の様子です。

左が切る前、右が切った後

かなりバッサリ刈り込んだのですが、このアングルの写真ではあまり違いがわかりません。

6.安価な高枝切チェーンソー&ハサミを購入

枝や葉を減らす作業は家にあった剪定ハサミや高枝切りバサミを使って行いました。このとき手動の高枝切バサミではあまりにも効率が悪いと思い知ったので電動式のハサミとハンディタイプのチェーンソーがセットになっている高枝切用のセットを購入しました。

非常に安い充電式高枝切りチェーンソーとハサミのセット

このときはまだ「冬の雪で屋根がつぶれなかったら次の年に本格的に維持を考える」という感じだったこともあり、購入したのは中華ブランドの安物です。

マキタの18Vバッテリー互換というキーワードが入っているものを選びました。マキタのバッテリーを持っているのでバッテリーが付属していないものを探しましたがありませんでした。本当は安物のリチウムイオンバッテリーを家に置いておきたくなかったのですが仕方ありません。

SPGDSPSYというメーカーらしいですがこの名前ではすでに高枝切用のセットは販売していません。

Amazonで探すとそっくりな物が複数売られているようで、今は我々が購入した20000円よりもさらに安いものがほとんどになっています。一番似ている商品のリンクを貼っておきます。
https://amzn.to/4rD37Pu

バッテリーはそっくりなのでこれもマキタの18V互換のようです。

秋になり本格的に伐採する際には大いに役立ちました。その話も別途書く予定です。

長いロッドに取り付けなければ普通に電動の剪定ハサミやハンディーチェーンソーとしても使えるので、高枝切用というよりは単体で使うことの方が多いです。使用頻度は低いのですが、高枝切り用としても役だっており、今年もまだ壊れずに使えています。

安物なので決しておすすめはしませんが、リスクを承知の上で庭の木の手入れに使うくらいなら十分と感じています。

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